先週読んだ本簡易感想 4/12-4/18

 先週新作の感想記事を上げたら、数日に渡って多くのアクセスをいただいて、更新のモチベーションが上がったはずなのに全く更新できませんでした。ぴ。

 

『AGI ―アギ― Ver.2.0 バーチャル少女は踊りたい』 

 著者:午鳥志季 イラスト:神岡ちろる

 ☆3.9(謎の数字)

 アギファンディスク。Vtuber活動の部分ではマーケティング的な話がメインになってしまっていたのは残念だった、かも。

 

『天才謎解きバトラーズQ vs.大脱出!超巨大遊園地』 

 著者:吉岡みつる イラスト:はあと

 ☆2.5(謎の数字)

 謎解きデスゲーム的なやつ。はやみねかおる2世は過言。

 

『こちらパーティー編集部っ!(1) ひよっこ編集長とイジワル王子』 

 著者:深海ゆずは イラスト:榎木りか

 ☆3.5(謎の数字)

 亡き父の作った雑誌復活を夢に、まずは学内雑誌としての刊行を目指して編集部を立ち上げた女の子が主人公のお話。トラブルから何から、主人公が中心となって物語をグイグイ引っ張っていく。著者の2作目は3巻まで読んだことがあるけど、デビュー作である本作も主人公がハイテンションにぶっ飛んでておもしろい。

 

『育ちざかりの教え子がやけにエモい』 

 著者:鈴木大輔 イラスト:DSマイル

 ☆3.2(謎の数字)

 中学2年、子供と大人の境にあるヒロインと、既に大人になってしまった教師の2人を、本人たち及び周囲の目から描き出したラブコメ鈴木大輔だった。

 

『凄くモテる後輩が絡んでくるが、俺は絶対絆されない!』 

 著者:yuki  イラスト:B-銀河

 ☆3.1(謎の数字)

 なぜか主人公のことが大好きなヒロインと、なぜか異様に詐欺等を警戒しまくる主人公の半同棲系ラブコメ。口では文句を言いつつも、絆されていく既定路線。なぜかはまるで明かされない。

 

『新米錬金術師の店舗経営03 お金がない?』 

 著者:いづきみずほ イラスト:ふーみ

 ☆3.0(謎の数字)

 金もなければ……………。

 

『失格世界の没落英雄』 

 著者:北山結莉 イラスト:nana

 ☆4.0(謎の数字)

 誘拐された元王子の主人公が、失踪したはずの幼なじみに瓜二つのヒロインと出会うことで熾天使の力を覚醒させる。研究施設を脱出し、外の世界で見たものは――。

 著者の代表作が合わず、あまり期待しないで読んだがラストの引きが衝撃的で、予想以上におもしろかった。まだ舞台を提示されただけの段階なので、今後に期待。

 

『継母の連れ子が元カノだった4』 

 著者:紙城境介 イラスト:たかやKi

 ☆4.5(謎の数字)

 『継母の連れ子が元カノだった』で読みたかったのはこれだ!!!!

 

『今夜、世界からこの恋が消えても』 

 著者:一条岬

 ☆3.9(謎の数字)

 嘘の告白から始まった疑似恋愛、彼女と交流を深めていくうちに、主人公は彼女が1日で記憶をリセットされる前向性健忘であることを知る。

 世界が今のリアルになってしまった。

先週読んだ本簡易感想 4/5-4/11

 4/5から4/11までに読んだ作品の簡易感想どす。

 

『4DX!! 晴とひみつの放課後ゲーム』 

 著者:こぐれ京 イラスト:池田春香

 ☆3.0(謎の数字)

 ぼっちの女子中学生が学校公認ゲームアプリをきっかけに学校の人気者男子4人組とお近づきになる話。教師の描かれ方っていつの時代も変わらねえな……。

 

『初恋ロスタイム』 

 著者:仁科裕貴 イラスト:シソ

 ☆3.3(謎の数字)

 君僕系SF青春小説。最後の最後が蛇足に感じてしまった。

 

『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』 

 ノベライズ:蒔田陽平

 ☆2.9(謎の数字)

 ギャグ作品のノベライズは難しいな。冷静、客観的すぎる地の文でギャグが映えずテンポも悪かった。映画を見よう。

 

『復讐教室(1)』 

 著者:山崎烏 イラスト:風の子

 ☆3.2(謎の数字)

 『暗黒女子』といい、双葉社ジュニア文庫の児童文庫化センスはイカれてる。いじめられっ子のクラスメイトへの復讐劇。復讐を果たす中で、かつての友人らが自殺し、明かされる事実に絶望しても、それでも止まれない。これは上巻にあたるので、2巻にて彼女の復讐劇の行方を見届けたい。

 

『あの日の君に恋をした、そして』 

 著者:似鳥航一 

 ☆3.5(謎の数字)

 過去(2002年)の父と現在(2032年)の息子が入れ替わってるぅ~!?するお話の息子側。父の日記に書かれていた連続殺人事件被害者の女の子と知り合った息子は、それを回避・解決するために動いていく。作中では2020年に東京オリンピックが開催されているのが悲しい。2002年に小学生だった人には、細かい描写が刺さる。

 

『何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?5』 

 著者:出井愛 イラスト:西沢5ミリ

 ☆3.0(謎の数字)

 気づけばタイトル関係ねえな。打ち切りの可能性があっても物語を終わらせなかったのは吉と出るか凶と出るか。

 

『マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる2』 

 著者:入栖 イラスト:神無月昇

 ☆3.0(謎の数字)

 読者の知らないゲーム設定で以て話が淡々と進んでいくのが合わないかな。ゲーム中の重要人物を登場させたり、ゲームとは異なる設定が出てきたりと、以降の布石となる巻だったと思う。まあ、それが特に気になる話でもなかったわけですが……。あとがきによると次巻にピークがあるっぽいけどどうしようかな。

 

『好きすぎるから彼女以上の、妹として愛してください。3』 

 著者:滝沢慧 イラスト:平つくね

 ☆3.6(謎の数字)

 レンタルお兄ちゃんの同僚、瑞季回で水着回。お兄ちゃんはお兄ちゃんだからお兄ちゃんだし、妹と弟がいるからお兄ちゃんなんだよなあ。ヒロイン2人がめちゃくちゃ仲良くなってて本当の小さい姉妹みたいでかわいい。安定したラブコメにさらなる年上先生ヒロイン投下と主人公の過去に関係ありそうな新キャラ登場で、次巻にも期待できるこういうのでいいんだよを体現した理想的妹ラブコメ

 
amai-koromo.hatenadiary.jp

  4月の髭枠新作でした。

 

amai-koromo.hatenadiary.jp

 電撃大賞の受賞作。パッケージングが完璧で、先週一番のおススメ作品です。

『オーバーライト ――ブリストルのゴースト』

『オーバーライト ――ブリストルのゴースト』

 著者:池田明季哉 イラスト:みれあ 

 ☆3.8(謎の数字) PV見ました+500000000

 

 第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作、なんとも不運なことにコロナ吹き荒れるこの情勢の中でのデビュー作発売。著者は不安もあるのか、購入報告にまで逐一リプライを飛ばしたりと、積極的にアピールしている姿を見かけた。目を惹くカバーデザイン、グラフィティというラノベに限らず珍しい題材で、発売前の時点である程度話題になっていたが、果たして。

 カバーデザインは、なんとカバーのそで両端までのダイナミックな一枚絵で描かれている。実際のカバーでは、そでにあらすじ、著者近影、背表紙のデザインが入ってしまっているが、自分の購入したブックウォーカー版ではそれらを消去したイラストも収録されていた。角川ラノベの電子版は、ブックウォーカーが卸しているから他サイトでも収録されていそう。紙にはあるのだろうか。

 

 イギリスのブリストルに留学中の主人公は、バイト先の店頭に落書きを見つける。それがグラフィティ。スプレーやペンを使って壁などに書かれたアートだ。妙にグラフィティに詳しい美人の先輩と共に、犯人探しへ乗り出す主人公たち。それをきっかけに様々なグラフィティライターと出会い理解を深めるうちに、街は巨大な陰謀に巻き込まれて──。グラフィティライターの誇りをかけた、魂の行方を追求する戦いの話。

 

 かっけえ。タイトルにもなっているグラフィティのオーバーライト文化(既にあるグラフィティに上書きするときはより優れた作品を書く)の持つ普遍性が、主人公らに、そして読者に気づきを与えてくれる。オーバーライトの末に書かれたこの小説が、また読者の心もオーバーライトしていく。オーバーライトの波及を体感させてくれる、パワー溢れる作品だった。

『JKマンガ家の津布楽さんは俺がいないとラブコメが描けない』

虚無なのに案外と本が読めません。一体なぜ。

 

 

『JKマンガ家の津布楽さんは俺がいないとラブコメが描けない』

 著者:水埜アテルイ イラスト:睦茸

 ☆2.8(謎の数字)

 

「一生アニメ観てやがれこのアニ豚ァ!」

 

 角川スニーカー文庫刊『毒舌少女のために帰宅部辞めました』著者の水埜アテルイ先生による新作。ひげ剃りデビュー組初の第二作らしい。めでてえ。ただこの作品はカクヨムコンの受賞作だそうで、書籍化から書下ろしの仕事が来たわけではないよう。まあweb出身作家さんはそういうスタイルが多いよね。最近の角川スニーカーは、大賞、ひげ枠共に続刊率が低すぎて心配になってしまう。

 

 本作はBL漫画家のヒロインが一般向けラブコメを書くため、恋愛映画レビュアーである主人公に恋愛指導を乞うていく学園ラブコメディ。ヒロインとの疑似恋愛を通じてグダグダうじうじ悩みながら、周囲に支えられて一歩を踏み出していく。要は疑似恋愛からくっついてくやつ。

 

 一巻完結作品として書かれているため、話は綺麗に終わっている。web掲載時点でも10万文字程度で話が締められており、今の出版事情に沿った戦略で書かれているようだ。

 

 話は綺麗に終わっているし、主人公が恋愛に踏み切れずにグダうじしているなど好きな要素はあったのだが、正直あまり楽しめなかった。前作主人公による地の文は、とにかく終始ボケ倒し、人との会話でもボケ倒し、そのコメディセンスが絶望的に合わず、内容のみを以てしても読書人生の最下層に沈むこととなった。今作ではその点真逆というか、主人公は特別ボケもしない代わりに、何を言おうが薄っぺらく見えてしまった。グダうじ展開もなんだかなあ、ただそれっぽい言葉を並べてるだけにしか感じられなくて、そもそも物語に全然入りこめなかった。そのわりに主人公以外のキャラは強烈で、会話が浮いていた。上に書いたセリフはヒロインが主人公の友人(二次元至上主義型のオタクで、リアル女性に対しても直接ヘイトを投げるやべえやつ)に向かって放ったもので、それまでのヒロインとの性格の豹変ぶりがおもしろかったシーン。

4月の購入予定作品

 きっと虚無になるので再開する。購入予定タイトルと作品、レーベル所感です。

 

角川スニーカー文庫

『JKマンガ家の津布楽さんは俺がいないとラブコメが描けない 』 著者:水埜アテルイ イラスト:睦茸

『継母の連れ子が元カノだった4 ファースト・キスが布告する』 著者:紙城境介 イラスト:たかやKi

 2018年マイワーストラノベの作家による新作。普段しない試し読みを2,3ページしたのでまたも文体で拒否反応がでることはないと思います。イラストも睦茸先生なので安心!!!

 

講談社ラノベ文庫

『ラストオーダー1 ひとりぼっちの百年戦争』 著者:浜松春日 イラスト:カズナリ

『元カノの妹と付き合えますか?』 著者:猫又ぬこ イラスト:てつぶた

 リデビュー賞受賞作の圧倒的プロモーションを見せてくれよ!当たる当たらないはともかく公約として掲げてたからにはちゃんとやってほしいね。

 

電撃文庫

『少女願うに、この世界は壊すべき ~桃源郷崩落~』 著者:小林湖底 イラスト:ろるあ

『オーバーライト ――ブリストルのゴースト』 著者:池田明季哉 イラスト:みれあ

『娘じゃなくて私が好きなの!? (2)』 著者:望公太 イラスト:ぎうにう

『AGI ―アギ― Ver.2.0 バーチャル少女は踊りたい』 著者:午鳥志季 イラスト:神岡ちろる

『急募:少年ホムンクルスへの愛がヤバい美少女錬金術師を何とかする方法』 著者:三鏡一敏 イラスト:ハル犬

 主要レーベルの受賞作は内容如何に関わらず買う。何も考えずに買うと現代ラブコメに偏りがちなので別のセグメントを購入基準にするのだ。

 単巻完結だと思ってたAGIにまさかの2巻。嬉しいけどあらすじを見るとVtuber寄りの内容になるのか?

 

GA文庫

『きみって私のこと好きなんでしょ? とりあえずお試しで付き合ってみる?』 著者:望公太 イラスト:日向あずり

『カノジョの妹とキスをした。』 著者:海空りく イラスト:さばみぞれ

『凄くモテる後輩が絡んでくるが、俺は絶対絆されない!』 著者:yuki イラスト:B-銀河

『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2』 著者:佐伯さん イラスト:はねこと

 

 現代ラブコメ界のおもしろそうNo.1、つまらないわけがないのだ!おもしろそうだけど自分には合わないことが多いGAラブコメの新作が特盛。

 1巻の天使様主人公の第二声がキモ過ぎて何度も読んだ。2019年で一番読んだ。音読して録音もした。声がキモかった。あまあま系ラブコメは1巻時点ですげえ微妙に感じることが多いけど、2巻を読むとそれはそれとして楽しめることが多くてなんだかんだで買ってしまう。そういう作品って3巻まではあまり出ないんですけど。ね、スニーカー文庫さん。

 

 

ガガガ文庫

『うちの家庭教師がグイグイきすぎて勉強どころじゃない!』 著者:ハマカズシ イラスト:あやみ

『きのうの春で、君を待つ』 著者:八目迷 イラスト:くっか

『クラスメイトが使い魔になりまして3』 著者:鶴城東 イラスト:なたーしゃ

『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い2』 著者:猿渡かざみ イラスト:Aちき

弱キャラ友崎くん Lv.8.5』 著者:屋久ユウキ イラスト:フライ

『育ちざかりの教え子がやけにエモい』 著者:鈴木大輔 イラスト:DSマイル

『千歳くんはラムネ瓶のなか3』 著者:裕夢 イラスト:raemz

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 アンソロジー3 結衣side』 著者:渡航川岸殴魚、境田吉孝、白鳥士郎田中ロミオ、八目迷、水沢夢 イラスト:ぽんかん(8)、うかみ、U35、くっか、クロ、春日歩、しらび、戸部淑

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 アンソロジー4 オールスターズ』 著者:渡航石川博品、王雀孫、川岸殴魚、境田吉孝、さがら総、天津向 イラスト:ぽんかん(8)、エナミカツミえれっと、ななせ めるち、U35、ももこ、うかみ

 1作除いて全部。ラブコメの勢いが止まらん。

 

富士見ファンタジア文庫

『嘘嘘嘘、でも愛してる』 著者:川田戯曲 イラスト:アシマ

『世界一かんたんなヒロインの攻略しかた』 著者:織笠遊人 イラスト:さばみぞれ

『ようこそ最強のはたらかない魔王軍へ! ~闇堕ちさせた姫騎士に魔王軍が掌握されました~』 著者:永松洸志 イラスト:手島nari。

『スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ』 著者:竹町 イラスト:トマリ

『1LDK、そして2JK。 II ~この気持ちは、しまっておけない~』 著者:福山陽士 イラスト:シソ

 リデビュー賞を開催した講談社で受賞、デビューした川田戯曲がファンタジア大賞金賞を受賞してリデビュー。いいんか?講談社ラノベ文庫。デビュー済み作家が賞へ再応募して受賞する事例って前回のファンタジア大賞でもあったし、他でもちょくちょく見かけるけど知らないだけで昔から結構あったのかな。

 『キミ僕』『豚侯爵』『全体攻撃お母さん』、どれも既刊積んでて最新刊までが遠すぎて買えない。

 

 

MF文庫J

 

 いつもは過半数を購入することが多いMF文庫Jだけど今月は珍しくゼロ。富士見と同じく最新刊まですぐには追いつかないタイトルと切ってしまった作品が多い。新作は興味ないけど月夜涙作品のイラストがあゆま紗由……。イラスト買いしたいけど作品興味との兼ね合いが難しい。

 

オーバーラップ文庫

『月50万もらっても生き甲斐のない隣のお姉さんに30万で雇われて「おかえり」って言うお仕事が楽しい1』 著者:黄波戸井ショウリ イラスト:アサヒナヒカゲ

 養われるやつだけど主人公は元?社畜みたい。ゆえに年の差ものではないであろうことも珍しポイントかも。

 

ファミ通文庫

『朝日奈さんクエスト センパイ、私を一つだけ褒めてみてください』 著者:壱日千次 イラスト:U35

 バブみネーターの著者新作!!!実はバブみネーター以外の作品は読んだことがない。朝日南葵とか言われているのを見たけど実際あらすじの内容に既視感があり過ぎる。

 

モンスター文庫

社畜男はB人お姉さんに助けられて――1』 著者:櫻井春輝 イラスト:あむ

 社畜で私生活ポンコツヒロイン。あれ?

 

ブレイブ文庫

『仲が悪すぎる幼馴染が、俺が5年以上ハマっているFPSゲームのフレンドだった件について。(1)』 著者:田中ドリル イラスト:KFR

 ネトゲ嫁のシュバインみたいな子が好き。

 

電撃の新文芸

 ラノベの杜で4月の刊行予定を見てるとここまでに月夜涙の作品が4作もあるんですが……。いや、すごいな。

 

講談社タイガ

『真夜中のすべての光 上』 著者:富良野

『真夜中のすべての光 下』 著者:富良野

小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー』 著者:相沢沙呼、降田天、櫻いいよ、芹沢政信、手名町紗帆、野村美月、斜線堂有紀、紅玉いづき

 これもリデビュー賞の作品らしい。同賞受賞同レーベル刊行の『絶対小説』も読みたいな。まさにリデビュー賞用のネタって感じでおもしろそうだった。

 

ハヤカワ文庫JA

『読書嫌いのための図書室案内』 著者:青谷真未

留萌本線、最後の事件 トンネルの向こうは真っ白』 著者:山本巧次

 読書が好きなので本の話の小説に惹かれる。著作を調べたら積んでた。

 

角川文庫

『トラぺジウム』 著者:高山かずみ

 一時期は『乃木坂工事中』を見てたけど今は前々見てないなあ。

 

美少女文庫

『搾精病棟 ~性格最悪のナースしかいない病院で射精管理生活~』 著者:搾精研究所 イラスト:搾精研究所

 草。

 

二次元ドリーム文庫

『母乳ちゃんは射したい(仮)』 著者:磯貝武連 原作:ひつじたかこ イラスト:ひつじたかこ

 タイトルに仮がついているのでまた延期しそう。元々は昨年の12月刊行予定だったみたい。

 

オトナ文庫

『催眠喫茶 美少女・お試しいただけます』 著者:Hatsu イラスト:もちゃん

 えっちだ。

 

 

ハニー文庫

『蜜色政略結婚 ~不器用領主の妻迎え~ 』 著者:秋野真珠 イラスト:潤宮るか

 

  体格差婚、えっち。

 

 合計41冊。社会人になって金銭的には余裕ができるだろけど、果たして時間的にはどうなるだろう。まあ、今はまだ余裕があるんですけどね……。

2月の購入予定作品

 購入予定作品をまとめるやつやります。参考はラノベの杜(JP分室を含む)。誰かラノベの杜掲載外の一般文芸についてまとめてあるサイトを教えてください。

 

角川スニーカー文庫

『クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です』 著者:七星蛍 イラスト:万冬しま

『義姉たちが全員重度のブラコンだった』 著者:藤宮カズキ イラスト:れいなま

 どっちも読んじゃった。真面目に髭を剃りにいってほしい。

 

講談社ラノベ文庫

『ヤンキーやめろ。メイドにしてやる』 著者:秀章 イラスト:紅林のえ

 これも読んだ。講ラの発売日は、紙の公式発売日と電子書籍の発売日がめっちゃずれてたり、発売日が前月末になってたりしてよくわからない。

 

電撃文庫

『声優ラジオのウラオモテ#01 夕陽とやすみは隠しきれない?』 著者:二月公 イラスト:さばみぞれ

青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない』 著者:鴨志田一 イラスト:溝口ケージ

『七つの魔剣が支配する V』 著者:宇野朴人 イラスト:ミユキルリア

『幼なじみが絶対に負けないラブコメ3』 著者:二丸修一 イラスト:しぐれうい

『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 痛 ~愛弟子サヨナと今回はこのくらいで勘弁しといたるわ~』 著者:有象利路 イラスト:かれい

『シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの! (2)』 著者:旭蓑雄 イラスト:なたーしゃ

 タイトルが強すぎる。話題の主力作品ばっかじゃん。『声優ラジオのウラオモテ』が宣伝PV爆ドンと噛み合ってて跳ねそう。『おさまけ』は2巻の方向性でちゃんとおもしろくなるか真面目にラブコメするかしてくれ。

 

GA文庫

『俺の女友達が最高に可愛い。』 著者:あわむら赤光 イラスト:mmu

『痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった』 著者:ケンノジ イラスト:フライ

『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話』 著者:みかみてれん イラスト:雪子

『処刑少女の生きる道3 ―鉄砂の檻―』 著者:佐藤真登 イラスト:ニリツ

りゅうおうのおしごと!12』 著者:白鳥士郎 イラスト:しらび

『天才王子の赤字国家再生術6 ~そうだ、売国しよう~』 著者:鳥羽徹 イラスト:ファルまろ

『ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?5 ~いくつになってもお姫様~』 著者:望公太 イラスト:ななせめるち

 こっちもやべえ。このご時世に14タイトル発売って何? 新作も5タイトルあってここだけ景気が良すぎる。同人から知ってる『百日百合』は安心できるけど、『女友達』と『痴漢』は不安。GAのラブコメは全く合わない作品が多いんだよなあ。『痴漢』がタイトルのわりにイラストにフライを採用して『天使様』みたいな雰囲気を醸してるのが特に不安だ。

 

 

ガガガ文庫

妹さえいればいい。14』 著者:平坂読 イラスト:カントク

 完結しちゃう!!! 今のラノベドはまりのきっかけになった作品の1つなので寂しいね。

 

富士見ファンタジア文庫

『さよなら異世界、またきて明日 旅する絵筆とバックパック30』 著者:風見鶏 イラスト:にもし

『俺がラブコメ彼女を絶対に奪い取るまで。』 著者:戸塚陸 イラスト:昆布わかめ

『氷川先生はオタク彼氏がほしい。 2時間目』 著者:篠宮夕 イラスト:西沢5ミリ

 『さよなら異世界』の公式コピーが「旅に出よう、君を助手席に乗せて。この滅びかけた異世界で。」で既視感ありあり。カードゲームでよく名前を見てたにもしが、ラノベでも見られて嬉しい。『奪ラブ』さんはまたも全てのラブコメを過去にしてくれるらしい。先代とやってることが同じなんですが……。デカいこと言ってくる広告は好きなので期待しています。

 

ダッシュエックス文庫

『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』 著者:みかみてれん イラスト:竹嶋えく

 勝ち。

 

MF文庫J

『この男子校には俺以外女子しかいない』 著者:塀流通留 イラスト:ねぶそく

『そうだな、確かに可愛いな』 著者:刈野ミカタ イラスト:magako

『わたしの知らない、先輩の100コのこと2』 著者:兎谷あおい イラスト:ふーみ

『ライアー・ライアー3 嘘つき転校生は偽お嬢様のニセモノを探しています。』 著者:九追遥希 イラスト:konomi

 『そうだな、確かに可愛いな』、公式に情報が乏しくて著者の作品も読んだことがなかったから見送ろうと思ってたけど、ツイッターで情報が公開されてた。「ちょいウザ後輩彼女 × ワケありクーデレ先輩彼氏の『お前らさっさと結婚しろ!』系ラブコメ」らしい。いや、これだけ見るなら最高。ゲーム作ったりYoutuberになったりしないで真剣にラブコメしてくれ!

 

メディアワークス文庫

『今夜、世界からこの恋が消えても』 著者:一条岬

 「メディアワークス文庫賞」受賞。それ以外に情報はいらない。

 

ハヤカワ文庫JA

『探偵は絵にならない』 著者:森晶麿

 『キキ・ホリック』読みてえ。

 

角川つばさ文庫

『四つ子ぐらし(5)上 初恋の人の正体』 著者:ひのひまり イラスト:佐倉おりこ

 今唯一追ってる児童文庫。百合ってことにしてくれていいから読んで。

 

二次元ドリーム文庫

『蒼百合館の夜明け』 著者:人間無骨 イラスト:ネコサン

 同人で百合を書いてた人が二次元ドリーム文庫に参戦。タイトルから頽廃百合の香りがして期待大。

 

 合計28冊。いつも数えてないけど、きっと多め。こうして一覧にすると本当に現代ラブコメばっか買ってるな。なろう系でよく見る言説だけど、単純に読むのが楽なんだよね……。

1月26日 『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1』

 2020年と同じく2019年も「今年の新刊今年のうちに」を目標に掲げていた。最近2019年刊の積み本を数えてみたら100冊以上あって絶望した。電子書籍のセール、図書館にサブスクとフル活用してるから、新刊以外にも読みたい本が次々できて、そのとき1番読みたい本から新刊が外れていくんだよねえ。

 

 

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編1』

 著者:衣笠彰梧

 ☆4.2(謎の数字)

 

 2015年から刊行開始した『よう実』が、作中でようやく1年過ぎてナンバリングリセット、『2年生編』が新たにスタートした。これまでと同じ刊行ペース、作中の時間経過だとしたら、3年生編の終了が2029年頃になるんだけど……。その頃の自分の年齢なんて考えたくないなあ。1巻発売時に中学生でもアラサーになってるって恐ろしい。

 

 『よう実』は、自分がライトノベルにドはまりするきっかけになった作品の1つ。出会いは2017年の5月、アニメ化を夏に控えた時期だった。そんな時期なので、アニメ化帯が巻かれ、本屋の目立つ場所に平積みされており、トモセシュンサクの絵に釣られて手に取れば、青春を共に過ごしたタイトル、『バカテス』を彷彿させるあらすじ。イラスト、内容共に興味をひかれて1、2巻を購入、読破するも、設定はおもしろいのに自滅としょうもない小競り合いしかしない、つまらん、結局アニメ放送まで続きを読むことはなかった。アニメ序盤を見ていて、やっぱり設定はおもろいのになー、でもこんなクソつまらなくてアニメ化するかなあと思い未練たらたらに3巻を購入。求めていた展開、それ以上のものがそこにあった。そこからは本屋に走ってどどどどーん、3巻ラストから4巻の展開は劇的だよなあ。いや、この作品はギアのかかりが遅すぎるだろ。アニメだって最後ようやく、ひと盛り上がりがあるところで終わっちゃう。でも、アニメでなのか他の要因があるのかはわからないけど、特に最近になってからラノベ人気投票系での勢いが凄まじいことになってるよなあ。ラノベ読みの中には実感が湧かないと言う人もいるけど、ラノベ紹介系Youtuberのコメント欄やツイッターでも界隈の外をちょっと覗くだけで、十分にその人気っぷりを視認することができますよ。このラノの年齢別投票ランキングを見ても、今メイン読者層から最も支持されていると言っても過言ではなさそう。でもその人らも完結する頃には、うぅ……。離れた人にあれまだ続いてたんだって言われるのずっと追ってる人からしたらつらくない? そうなりそう。

 

 長すぎる自分語りはこの辺にして、本編の内容に触れる。今巻からは前巻での宣言通り、清隆は月城の妨害から生存することを優先、徐々に実力の片鱗を露わにしていくこととなる。これまで1年間見せてきた姿とのギャップにどう対処していくのだろう。地味ながらこの点が楽しみ。2年生初の特別試験はいきなり退学リスクのあるもので、2年生編中にはどのクラスも退学者がボロボロ出そう。著者の衣笠はエロゲプレイヤーからはぶん投げライターの称号を得ているそうだけど、なにかの間違いで綾小路清隆退学!2年生編完!にでもなったら笑う。